計算サーバのセットアップ、HDDの増設
サーバ(Scientific Linux)のセットアップをしたので、備忘録。
ハードディスクは以下の通りに組んだ。
ハードディスクの構成
(RAID0) 1TB HDD × 2 ←home、root、swap
(RAID5) 256GB SSD × 2 ←temp
仮想的に2台のディスクがある状態。(1TBと1.7TB)
今回は、1TBのディスクにシステムをインストールし、home、rootをマウントした。
計算サーバということで、メモリの不足を補うために256GBのswap領域を作った。
1.7TBのディスクは、計算リソースのtemp用ということでインストール後にフォーマットしてマウントした。
今回の大まかな作業手順は以下の通り。
- Scientific Linuxのインストール
- swapの確認
- ネットワークの設定(DNS、IPアドレス、ゲートウェイ)
- HDDのフォーマット、マウント
1.Scientific Linuxのインストール
特に難しいことはない。
手順通りにインストール。
swapは以下の画面でパーティションをカスタマイズする際に適切な容量に設定。
2.swapの確認
インストール後、きちんとswap領域を確保できているか確認。
いくつか確認する方法はあるが、今回は以下のコマンドで調べた。
[root@cs02 ~]# cat /proc/meminfo
・
・
SwapTotal: 262143992 kB
・
・
3.ネットワークの設定
DNSサーバの登録、IPアドレスの設定、ゲートウェイの設定を行った。
書き換えるファイルは、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0と/etc/resolv.conf。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
HWADDR=00:25:90:E4:02:34
TYPE=Ethernet
UUID=667f1e27-2348-435f-8917-9b31a4314e41
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=no
BOOTPROTO=static
GATEWAY=×.×.×.×
IPADDR=×.×.×.×
NM_CONTROLLEDはオフって置かないと色々な設定ファイルが勝手に書き換えるのでそれの防止。
その他諸々はネットワークをちゃんとつながるように変更。
4.HDDのフォーマット、マウント
RAID5で組んだディスクにLinux LVMパーティションを作って、ext4でフォーマット。 その後、マウントする。
[root@cs02 ~]# fdisk /dev/sda
警告: DOS互換モードは廃止予定です。このモード (コマンド 'c') を止めることを
強く推奨します。 and change display units to
sectors (command 'u').
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sda: 1788.6 GB, 1788618997760 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 217453
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0x1e16585e
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sda1 1 217453 1746691191 83 Linux
ディスクのパーティションはfdiskコマンドでいじれる。
フォーマットは以下のコマンド。
[root@cs02 ~]# mkfs.ext4 /dev/sda1
ファイルシステムが作れたら、/etc/fstabに以下の記述。
/dev/sda1 /mnt/fs ext4 defaults 0 0
これでrebootかければ終わり。
一応、確認。
[root@cs02 ~]# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/mapper/vg_cs02-lv_root 50G 3.5G 44G 8% /
tmpfs 64G 68K 64G 1% /dev/shm
/dev/mapper/ddf1_systemp1 485M 40M 421M 9% /boot
/dev/mapper/vg_cs02-lv_home 621G 198M 589G 1% /home
/dev/sda1 1.7T 197M 1.6T 1% /mnt/fs